部分矯正の場合、インビザラインの製品のなかではインビザライン・GOとインビザライン・ライトというマウスピースの枚数や作り直しの回数に制限のある製品を使用することになります。
※当院では主にインビザライン・GOを使用しております。
どちらの製品もインビザラインで利用できる機能はすべて組み込まれておりますので、どちらが優れているという訳ではなく、患者さんの治療計画に対して、どちらの製品がより適しているかという基準で選択することになります。
インビザライン・ライトの特長
最大14枚のアライナー数なので1週間交換で3~4カ月、10日ごとの交換で4~5カ月程度の治療となります。最大枚数はインビザライン・Goよりも少ないですが、移動可能な歯に制限がないため、奥歯の移動も可能です。
歯並び全体を少し広げて(拡大)して歯並びのガタガタを改善したい場合や奥歯の位置に問題がある場合などにはこちらの製品の方が適しているといえます。
インビザライン・Goの特長
最大20枚のアライナー数なので1週間交換で5カ月程度、10日ごとの交換で6~7カ月程度の治療となります。最大枚数はインビザライン・ライトよりも多いですが、移動可能な歯に制限があり、奥歯の移動はできません。
奥歯のかみ合わせが変化しませんので、歯並びのガタガタを整えるために必要なスペースは、歯並びを広げる(拡大)よりもIPRによって確保することが多くなりますので、かぶせ物や詰め物が多い方や歯ぐきの隙間の大きい方などでは、
インビザライン・Goが望ましいかもしれません。奥歯が移動しないということは奥歯を支え(固定源)にして他の歯を移動させることができるという点もインビザライン・Goの大きな特長です。