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2023.10.23更新

乳歯の歯並びが悪いことによる影響
乳歯の歯並びが悪いと、以下のような影響があります。

乳歯

永久歯に影響が出る
乳歯の歯並びが悪いと、永久歯の生え代わりにも影響が出ることがあります。
生まれつき歯の本数が足りない先天性欠如や、隣同士の歯がくっついている癒合歯がある場合も注意が必要です。

虫歯・歯周病の原因になる
歯並びが悪いと、歯がデコボコしています。歯磨きをしても磨き残しが多くなり、虫歯や歯周病のリスクが上がります。

滑舌が悪くなる
出っ歯、受け口、すきっ歯などのこどもは、すき間から息が漏れてしまい、正確な発音が難しくなってしまいます。

顎関節症になりやすい
噛み合わせのバランスが悪くなると、口周りの筋肉の発達に影響し、顎関節症発生のリスクが上がります。

乳歯の歯並びが悪いケースと対処法
出っ歯(上顎前突)の場合
顔を横から見たときに、上の前歯が前方に飛び出た状態の歯を「出っ歯(上顎前突)」といいます。
乳歯の出っ歯の場合はすぐに治療はせず、永久歯が生えてきてからの治療になることが多いため、6歳頃には歯科医院へ相談し治療するのがよいでしょう。また、指しゃぶり、口呼吸、舌で歯を押してしまう癖(舌癖)があると出っ歯の原因になるので、こどもの癖は治すことをおすすめします。

受け口(反対咬合・下顎前突)の場合
下の前歯が上の前歯より出ている噛み合わせのことを「受け口(反対咬合・下顎前突)」といいます。
受け口の場合、骨格に問題があることが多く、そのままにしておくと将来骨格を手術する治療が必要となる場合があります。3~5歳の早いうちから歯科医院へ相談し治療しましょう。

すきっ歯の場合
歯と歯の間にすき間があることを「すきっ歯」といいます。
乳歯の場合、このすき間は永久歯が生えてくるためのスペースになるため、とても重要です。乳歯がすきっ歯の場合は、永久歯に生え変わっていくうちに解消されることが多いので、定期的に歯科検診を受けて様子を見てください。
逆に、乳歯がすき間なくぎゅうぎゅうに生えている場合は、永久歯が生えてくる場所がないため注意が必要です。

前歯が斜め(ハの字)に生えている場合
乳歯の前歯が斜めやハの字に生えているケースはよくみられます。
斜めなので「歯並びが悪いのでは……」と思うかもしれませんが、顎の発達が進むにつれて、次第に改善されることがほとんどです。定期的に歯科検診を受けて様子を見てください。

乳歯の歯並びが悪くなる原因と予防法
こどもの歯並びが悪くなる原因は、遺伝、日常の癖、生活習慣など、さまざまあります。
ここでは、ふだんの生活で、どのようなことが歯並びを悪くする要因になるのか、そしてどのような予防ができるのかを一つひとつ解説していきます。

原因と予防法

指しゃぶりをしている
2歳頃までの指しゃぶりは歯並びに影響がないといわれていますが、3歳を過ぎても指しゃぶりをしているこどもは注意が必要です。
指しゃぶりは、指を吸うことで上の前歯の裏側に強い圧がかかり、前歯が前に出てきてしまう出っ歯(上顎前突)や開咬の原因になります。5歳を過ぎても指しゃぶりをしていると、骨格にも影響が出てしまうので、注意が必要です。
指しゃぶりを止めさせたくて怒ってしまうご両親もいると思いますが、怒ると逆効果の場合があります。無理に止めさせるのではなく、なぜ指しゃぶりをしてしまうのか、なぜ指しゃぶりはダメなのかなど、こどもと一緒に考えて優しく寄り添いましょう。指しゃぶりをしなかったときは褒めてあげてください。指しゃぶり防止グッズを活用するのも効果的です。

口呼吸をしている
鼻呼吸と口呼吸をしてみると、それぞれ舌の位置が異なります。この舌の位置は、歯並びに非常に関係しています。
鼻呼吸のときは、舌先が前歯の裏側あたりにあり、全体が上顎にくっついている状態です。この位置にあることで唇や口周りの筋肉とのバランスを取り、歯並びを形成していきます。
一方、口呼吸のときは、舌は下の歯の方へ下がっていき、唇や口周りの筋肉のバランスが崩れてしまいます。筋肉のバランスが崩れると、歯並びがガタガタになる叢生や出っ歯(上顎前突)、開咬の原因になります。
また、口呼吸のこどもは鼻炎を抱えていることが多いです。鼻炎が治らなければ鼻呼吸はできませんので、耳鼻咽喉科で鼻炎の治療を受けましょう。寝るときに鼻呼吸になるよう、市販で売られているテープを口に貼り、鼻呼吸を促すのも効果的です。さらに、左右の歯でよく噛んで食べることや、「あー」「いー」「うー」と口を大きく動かし、舌をべーっと突き出すあいうべ体操などで、舌や口周りの筋肉を鍛えてあげましょう。

頬杖をつく
頬杖をつくと、顎や歯の一部に大きな力が加わり続け、顎が変形し、歯並びが悪くなってしまう原因になります。寝ころびながら頬杖をつくこどもが多いので気を付けましょう。姿勢よく椅子に座っていられるよう習慣づけることが大切です。

舌癖がある
無意識のうちに舌で歯を押している、上下の歯の間から舌を出している状態を「舌癖」と言います。舌で歯を押し続けていることで出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突)の原因になり、歯と歯の間から舌を出していると開咬の原因になります。
正しい舌の位置は、舌先が前歯の裏側あたりにあり、全体が上顎にくっついている状態です。まずはその位置に舌を持っていくよう教えてあげましょう。「あー」「いー」「うー」と口を大きく動かし、舌をべーっと突き出す「あいうべ体操」や、口を大きく開けて舌先で唇をなぞるといったトレーニングで、舌や口周りの筋肉を鍛えてあげましょう。

爪や唇を噛む
爪や唇を噛む癖も、指しゃぶりと同じような影響があり、出っ歯(上顎前突)や受け口(下顎前突)の原因になります。どちらも精神的な要因が考えられるため、こどもに不安やストレスがないか把握しましょう。
無理に止めさせるのではなく、なぜ爪や唇を噛んでしまうのか、なぜダメなのかなど、こどもと一緒に考え、怒らずに優しく寄り添ってあげてください。爪を短く切っておくことや、苦みのあるマニキュアを塗ることも効果的です。

こどもの歯並びは遺伝するのか?

遺伝

結論からいうと歯並びは遺伝します。
ただし、ご両親が出っ歯だからこどもも出っ歯になるというわけではありません。ご両親の骨格や顎の大きさ、顔のバランス、歯の形や大きさなどが遺伝するといわれており、歯並びを形成するための要因が似ているため、同じような歯並びになりやすいのです。
歯並びは、遺伝はもちろんですが、生活習慣も大きく関わっています。ご両親の歯並びがきれいでも、こどもの何気ない癖で歯並びが悪くなることもあるので、注意しましょう。

歯列矯正が必要な歯並び
さまざまな歯並びがあるなかで、どのような歯並びだと矯正が必要になってくるのでしょうか。詳しく解説していきます。

出っ歯(上顎前突)
顔を横から見たときに、上の前歯が前方に飛び出た状態の歯を「出っ歯(上顎前突)」といいます。
出っ歯は、前歯でうまくご飯が噛み切れず、横の歯で嚙み切ろうとしてしまい、噛み合わせが悪くなります。また、前歯が出ていることで唇や口の中が乾燥し、口臭、虫歯や歯周病のリスクが上がります。
出っ歯の場合、歯の生え代わりの時期である6歳頃には歯科医院へ相談し、治療しましょう。

受け口(下顎前突)
下の前歯が上の前歯より出ている噛み合わせのことを「受け口(反対咬合・下顎前突)」といいます。
受け口は、咀嚼がうまく行えず、顎関節症になるリスクが上がり、体のバランスや成長に大きく影響するほか、言葉の発音に影響することもあります。
受け口の場合、骨格に問題があることが多く、そのままにしておくと将来骨格を手術する治療が必要な場合があるため、3~5歳の早いうちから歯科医院へ相談し、治療するのがよいでしょう。

叢生
歯がすき間なく生え、ガタガタしている歯並びを「叢生」といいます。
歯がガタガタしていることで歯磨きがしにくく、磨き残しが多くなってしまい、口臭や虫歯、歯周病のリスクが上がります。また、顎が小さいことで咀嚼がうまくできず、言葉の発音に影響することもあります。
叢生の場合、歯の生え代わりの時期である6歳頃には歯科医院へ相談し、治療するのがよいでしょう。

開咬
奥歯で噛みしめたときに、上下の前歯にすき間がある歯並びを「開咬」といいます。
すき間があるため、前歯で食べ物を噛み切ることができず、奥歯への負担も少なくありません。言葉の発音に影響する可能性があり、口の中が乾燥するため口臭や虫歯、歯周病のリスクが上がります。
開咬の場合、舌癖や指しゃぶりなどの癖が大きく関わっているため、3~5歳の早いうちから歯科医院へ相談し、治療するのがよいでしょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.10.16更新

「出っ歯が気になる、治したい!」と考えている方なら、一度は歯科矯正を考えたことがあるはずです。しかし、歯科矯正をすると「若返った」なんて嬉しい噂もある中で、そんな情報とは裏腹に、歯科矯正をしたことでかえって「老けてしまった」なんて噂もあります。見た目を改善するはずが、思わぬ悩みが増えてまったなんてことにならないように、原因と対策を見ていきましょう。

出っ歯

ほうれい線ができる原因とは
女性なら特に気になるのが、年齢とともにできはじめる顔のシワ。その中でも特に悩みの種と言われているのが口元にできるほうれい線です。ほうれい線があるとないとでは、顔の印象がガラっと変わると言われているほど、見た目の印象を左右する部分にもなります。そもそも、ほうれい線はどんな原因でできてしまうのでしょうか。

加齢による頬のたるみ
年齢が上がるにつれて、目立ってくる顔のたるみ。頬を支えている肌のハリが衰えることで、重力に逆らえずに頬がしたに下がってしまいます。そうすることで、ほうれい線が気になるようになります。さらに、年齢や様々な理由から筋力が衰えることにより、ほうれい線が目立ちやすくなります。
特に、口元を囲うように覆っている「口輪筋」と口角からこめかみにかけて伸びる筋肉の「頬骨筋」といった表情筋がほうれい線に大きく作用しています。表情筋の衰えは、無表情の人や顔の筋肉をあまり使っていない人に起こりやすいです。

歯並びが悪い
歯並びが悪い人は、ほうれい線ができやすいケースがあります。特に、前歯が突出している、いわゆる「出っ歯」と言われる歯並びの人ほど、ほうれい線ができやすいと言われています。前歯の突出具合にもよりますが、前歯が唇からはみ出るようなタイプの人は、前歯を上唇で隠す癖がついている人も多く、肌にシワがつきやすくなってしまいます。
さらに、出っ歯が原因で無意識に口呼吸をしてしまい、それが癖になってしまうことで結果的に口周りの筋力低下の原因になり、ほうれい線をできやすくしてしまっている場合があります。

噛み合わせが悪い
出っ歯などで噛み合わせが悪い状態が続くと、左右どちらかに強く負担がかかりすぎてしまうなどで顎が歪んで変形してしまい、ほうれい線が目立ちやすくなってしまうことがあります。
また、筋肉が常に緊張状態になってしまうことで、シワを強調してしまったり、長時間筋肉を収縮させてしまうことでほうれい線の原因になってしまいます。しかし、必ずしも噛み合わせが良い人でもほうれい線ができない訳ではありません。

歯科矯正での変化は?
歯並びがシワの原因になることは分かりましたが、歯並びを改善する為に行う歯科矯正は、ほうれい線にどのような影響を与えるのでしょうか。

矯正治療

目立たなくなるパターン
まずは、歯並びを気にしていたことで表情筋を普段からあまり使っていなかった人が、表情に自信を持つことでたくさん笑えるようになり、表情筋が鍛えられることで改善していくことがあります。コンプレックスが改善されることで、自分に自信がもてて表情も明るくなれたら素敵ですよね。
また、元々口元が突出していた場合、口と頬の境界線が目立ちやすく、それがまるでほうれい線のように見えてしまっていた人が、出っ歯を矯正することでほうれい線が目立たなくなることがあります。
ただし、これらは直接的に矯正治療が大きく改善に関わった、というよりは間接的に改善していると捉えた方が良いでしょう。

目立ちやすくなるパターン
もともと、口元の突出が少ないのにも関わらず抜歯を行い、口唇を下げすぎてしまった場合に「ほうれい線が目立ちやすくなった」「老け顔になった」と感じることがあります。
もしくは、前歯が突出していたことが改善したことにより、唇に遊びができそれが原因で引っ張られていた皮膚にたるみが生じることで、ほうれい線が目立つようになったと感じる方もいるようです。
しかし、これらも仮説に過ぎず、抜歯を行ったからといって必ずほうれい線ができるあるいは目立ちやすくなるということはありません。

ほうれい線を予防する為には
そもそも歯科矯正は、「歯並びを改善するもの」なので、きれいな歯並びになり口元の印象が変わったり、歯並びが良くなって歯磨きがしやすくなることで虫歯予防になる、などの本来の治療目的があります。
歯科矯正でほうれい線が大きく変化したり、完全に消えるということは基本的には少ないです。そこで、ほうれい線に悩む方に歯科矯正以外の具体的な改善方法をご紹介します。

専門の医師に診断してもらう
矯正を行う前に、必ず医師に横顔の状態なども診断してもらい適切な状態をゴールにすることで、歯科矯正でのシワの原因を防ぐことができます。適切な治療計画に沿って、治療を行うことが大切です。
また、必ずしも歯並びが原因でないことも考えられますので、美容皮膚科などに相談して、皮膚専門の医師に診てもらうことも悩みの改善につながります。

左右両方の歯でバランスよく噛む
どちらかだけの歯で噛んで食事をすることが癖になってしまうと、顔の左右の筋肉に差が出てしまうことで、顔に歪みが生じてしまいます。片側噛みする方の筋肉だけピンと張ってしまうことで、ほうれい線の濃さなども見た目で違いが生まれてきます。癖になってしまうと長期間この状態が続いてしまうので、食事をする際は、両側で均等に噛むことを心がけましょう。

表情筋を鍛えるエクササイズをする
筋力の低下によって、たるみが生じ、結果的にほうれい線の原因になってしまうので、普段から表情筋を鍛えるエクササイズをすることで、筋力の低下を予防することができます。硬いものを噛んだり、ガムを噛むことも効果的です。重力に負けないように、普段から表情筋のケアをすることが大切です。
保湿する
乾燥もシワの原因の一つです。加齢により、肌の水分量が少なくなってしまうので普段から保湿することを心がけましょう。
保湿をすることで肌のたるみの予防や、ほうれい線がくっきりついてしまうことを予防できます。
紫外線対策をする
特に一番大切だと言っても過言ではないのが、紫外線対策です。ほうれい線の原因となる顔のたるみは、紫外線による光老化で加速します。普段から、外出時だけでなく家にいる時もUVクリームを顔に塗ったり、外出する際は、日焼け止めを必ず塗る、日傘を使用する、帽子をかぶるなどのケアが大切です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.09.30更新

部分矯正?全体矯正?その見分け方

部分矯正と全体矯正は、歯並びの問題を改善するための矯正治療の方法です。以下に、それぞれの適応症と特徴をまとめてみましょう。

部分矯正

適応症

部分矯正は、歯並びに特定の問題があるが、全体のかみ合わせには大きな問題がない場合に適しています。一部の歯の位置や噛み合わせに問題がある場合、部分矯正で治療が行えることがあります。

治療範囲

部分矯正では、一部の歯または特定の歯の位置を調整することが一般的です。歯の凸凹や軽度な不正咬合を修正するのに適しています。

治療法

部分矯正の治療法には、歯を少しずつ削って歯のサイズを調整する方法や、特定の歯のアーチを広げる方法が含まれます。歯を抜かないで修正できるケースもあります。

特徴

部分矯正は通常、治療期間が全体矯正よりも短く、比較的低コストです。ただし、歯の問題の種類や重度に依存します。

全体矯正

適応症

全体矯正は、全体のかみ合わせに問題がある場合や、歯並びの問題が複雑で重度の場合に適しています。歯並びや噛み合わせの大幅な改善が必要な場合には、通常全体矯正が必要です。

治療範囲

全体矯正は、ほぼ全ての歯に装置を取り付け、歯の位置を調整します。噛み合わせの重大な問題、歯並びの大幅な修正、歯の間隔の調整、歯の傾きなどを改善するのに適しています。

治療法

全体矯正は、歯を動かすためにブラケットとワイヤーを使用することが一般的です。また、歯を抜くことが必要な場合もあります。

特徴

全体矯正は通常、治療期間が部分矯正よりも長く、コストが高くなることがあります。しかし、複雑な歯並びの問題を解決できます。

部分矯正と全体矯正の適応を見分けるための要因

部分矯正

凸凹の本数: 部分矯正は、通常、歯並びに特定の問題があるが、その問題が一部の歯に関連している場合に適しています。前に出ているまたは引っ込んでいる歯が1~2本の場合、部分矯正で治療が可能な場合が多いです。
凸凹の大きさ: 凸凹が大きい場合、歯を整列させるのに必要なスペースが大きくなります。凸凹の大きさも考慮され、大きい場合は全体矯正が適応となることがあります。

全体矯正

全体のかみ合わせに問題がある: 全体のかみ合わせが不適切であり、歯並びだけでなくかみ合わせも改善が必要な場合、全体矯正が適しています。噛み合わせの修正も含めて治療が行われます。
凸凹の本数と大きさ: 凸凹の問題が多く、大きい場合、全体矯正が必要になることがあります。全体矯正は、歯並びやかみ合わせの大幅な改善を可能にします。

部分矯正は歯の外観を改善するのに適している場合が多い一方で、全体矯正は歯の健康を保護し、全体のかみ合わせを改善するのに適しています。目標や優先事項に応じて、最適な治療法を選択するのが重要です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.09.23更新

「噛み合わせ」と「歯並び」の違いとは?

歯並びと噛み合わせは異なる概念で、それぞれに独自の意味と役割があります。以下ではそれぞれの概念を詳しく説明します。

歯並び(Orthodontics)

歯並びは、歯の位置や配置、そして外見に関連します。主に見た目に焦点を当てた概念で、歯が整然と並んでいて美しく見えるかどうかに関わります。
歯並びの問題を解決するためには、歯を移動させて適切な位置に配置することが必要となり、このプロセスを矯正治療と呼びます。
歯並びの改善は審美的な目的を追求し、歯並びを美しく整えることが主な目的です。ただし、歯の機能そのものには直接関与しません。

噛み合わせ(Occlusion)

噛み合わせは、歯の上下の顎同士が接触する際の関係や咬む機能に焦点を当てた概念です。これは歯の機能面に関連します。
正常な噛み合わせは、上下の歯が適切に接触し、咀嚼時に均等な圧力を分散し、食事を適切に噛む機能を提供します。
噛み合わせの問題があると、咀嚼の効率性や歯と関節への負担が増加し、歯周病や顎関節疾患などの健康問題のリスクが高まります。
要するに、歯並びは主に歯の外観や審美的な側面を指し、矯正治療を通じて改善されます。一方、噛み合わせは歯の機能に焦点を当て、適切な咀嚼機能と全身の健康に関与します。

歯科矯正によって噛み合わせを正常化することには多くの利点があります。

しっかり食べものを噛めるようになる

噛み合わせが正常であると、しっかりと食べ物を噛むことができ、咀嚼が進みます。これにより、栄養の吸収効率が向上し、全身の健康に貢献します。

後戻りを防ぎやすくなる

歯科矯正を受けた後、歯並びが元の位置に戻る「後戻り」を防ぎやすくなります。適切な噛み合わせを持つことで、歯が適切な位置に収まり、後戻りのリスクが低減します。

歯が傷つきにくくなる

噛み合わせが乱れていると、歯に不均衡な力がかかり、歯にひびが入る可能性があります。噛み合わせが正常であれば、各歯に均等な力がかかるため、歯の損傷リスクが減少します。

外傷性咬合による歯周病の予防

噛み合わせの不調和(外傷性咬合)が原因で歯を支える歯槽骨に損傷が生じ、歯周病が進行する可能性があります。正常な噛み合わせを回復させることで、外傷性咬合による歯周病のリスクを軽減できます。

顎関節症、頭痛、肩こりの予防・解消

噛み合わせの不調和により、顎関節に不均衡な圧力がかかり、顎関節症を引き起こす可能性があります。正常な噛み合わせを回復させることで、顎関節症の予防と関連する頭痛や肩こりの症状の軽減が期待できます。

これらのメリットは、歯科矯正が単なる審美的な側面だけでなく、全身の健康にもポジティブな影響を与えることを示しています。正常な噛み合わせを持つことは、歯の長寿命と全身の健康に重要な要素です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.09.16更新

どういった歯が、歯並びが良いと言えるのですか?

歯の美しさや適正な歯並びの判断基準は人それぞれありますが、歯並びの良さや悪さを判断する際のポイントは以下になります。

噛み合わせの確認

正常な歯並びは、正常な噛み合わせを持つべきです。噛み合わせの状態を確認し、上下の前歯の中心が一致しているか確認します。不正確な噛み合わせは歯並びの問題を示すことがあります。

前後のバランス

正常な歯並びは、前後のバランスが取れており、前歯と奥歯の噛み合わせが均等であるべきです。受け口や出っ歯がある場合、バランスが悪い兆候と考えられます。
上下の前歯の噛み合わせ: 正常な歯並びでは、前歯の噛み合わせの深さが約2ミリであるべきです。浅い噛み合わせは食事時の問題を引き起こし、深すぎる場合は出っ歯につながる可能性があります。

横顔を見た時の口元

正常な歯並びでは、自然な状態で口が閉じていることが理想です。鼻呼吸もできるべきです。口元が突出していたり、口が閉じられない場合は、歯並びの問題を示すことがあります。

正面からの唇

正面から見たとき、唇の両端から目までの距離が均等であるべきです。距離に不均等がある場合、左右の噛み合わせが問題を示す可能性があります。
歯並びの美しさや適正な状態は主観的であり、人によって異なります。一般的に、歯並びは個人のフェイスシェイプ、噛み合わせ、お口の健康に合わせて評価されます。横顔や正面から見たときに自然で調和のとれた歯並びが理想とされます。

最終的に、歯並びの評価は個々の健康と美的好みに依存することが多いため、歯科医との相談が重要です。歯並びの美しさや適切な噛み合わせを実現するためには、歯科治療や矯正治療が必要な場合もあります。

歯並びが悪いことで起きること

歯並びが悪いことは、審美的な問題だけでなく、健康面においてもさまざまな重要な問題を引き起こす可能性があります。以下では、歯並びの悪さが健康に及ぼす影響について詳しく説明します。

虫歯や歯周病のリスク増加

歯並びが悪い場合、歯磨きが難しくなり、特定の箇所で磨き残しが生じやすくなります。この結果、細菌の繁殖や歯石の形成が増加し、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

歯科治療の困難さ

歯並びの悪さは、歯科治療にも影響を与えます。歯並びが悪いと、歯科医師が治療箇所を適切に視覚的に確認することが難しくなります。また、歯の生え方によっては、治療時に神経に近い箇所にアクセスする必要があるため、痛みを感じる可能性が高まります。

体調不良の原因

歯並びの悪さは噛み合わせに影響を与え、不適切な噛み合わせは体調不良の原因となります。噛む筋肉に負担がかかり、頭痛や肩こりを引き起こす可能性があります。また、噛み合わせの悪さが姿勢に影響を与え、腰痛などの問題を引き起こすことがあります。

歯並びの問題は、審美的な懸念だけでなく、口腔内の健康と全身の健康にも大きな影響を及ぼす可能性があります。そのため、歯の健康を維持し、歯並びの問題を解決するために、適切な歯科治療や矯正治療が必要な場合があります。歯科医師に相談し、適切な対策を取ることが重要です。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.08.30更新

インビザラインの洗浄方法

インビザラインのマウスピースは1日20時間以上装着するのが理想とされています。
つまり、食事以外の時間はほとんどつけている状態です。
日々のお手入れを怠るとマウスピースに細菌が増え、悪臭や黄ばみの原因となります。
中にはカビが生えてしまったなんてこともあります。

インビザラインの洗浄方法
マウスピースを外したら、指でやさしくこすり流水で洗います。
基本はこれで問題ありません。
内側の細かな部分を洗うために歯ブラシでのブラッシングも効果的ですが、ゴシゴシと洗うのは厳禁です。
歯ブラシは必ず軟らかい毛先のものを使用し、マウスピースを傷つけないよう丁寧に洗いましょう。
もっとしっかりと汚れを落とすために、市販の洗浄剤を使うのもおすすめです。
手洗いでは落ちない汚れや臭いを短時間で落とすことができます。
ただし、必ず矯正用リテーナー・マウスピースに対応しているものを使用してください。
入れ歯用の洗浄剤をに浸すと、変形や劣化の原因となるので注意が必要です。

インビザラインの洗浄の際の注意点
マウスピースを洗う時は以下の点に注意しましょう。

お湯は使わない
インビザラインをお湯で洗うと、変形の原因となります。
もしマウスピースが変形してしまうと、歯に合わなくなり作り直しで追加費用がかかる場合があります。
こうしたリスクを避けるためにも、洗浄は「水」で行いましょう。

歯磨き粉は使わない
マウスピースの洗浄で歯磨き粉は使用しないでください。
一見問題なさそうですが、歯磨き粉には研磨剤が含まれています。
歯磨き粉をつけて洗うとマウスピースの表面に細かい傷をつけてしまい、細菌が溜まりやすくなります。
水以外で洗いたい場合は、中性洗剤を水で薄めて使用してください。

よく乾燥させる
マウスピースを洗浄した後はしっかりと乾燥させます。
濡れたままケースにしまうと雑菌が増えてしまうので注意してください。
ケースにティッシュを敷いてマウスピースを置き、蓋を開けたまま乾燥させるのがおすすめです。

インビザラインの洗浄頻度は?
インビザラインは1日1回は必ず洗浄するようにしましょう。
できればマウスピースを外すたび、毎回水洗いするのが理想的です。
洗浄剤を使用する場合は週に1~2回程度がおすすめです。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.08.23更新

部分矯正と全体矯正の違い

歯科矯正には部分矯正と全体矯正があります。
それぞれの違いを知ることで自分にはどちらの歯科矯正が合っているのか検討できます

歯を動かす範囲
部分矯正は基本的に、笑ったときに見える上下の前歯部分(前から数えて3番目の歯まで)を矯正することが多いです。
対して、全体矯正は奥歯から動かすことができる矯正です。全体矯正は見た目だけでなく、噛み合わせに不具合がある症例でも対応できます。

矯正期間
矯正期間は歯を動かす範囲や歯の動きやすさによって差が出ます。
全体矯正よりも部分矯正の方が動かす範囲が狭いため矯正期間も短くなる傾向があります。

部分矯正のメリット・デメリット
部分矯正とは、名前の通り一部分の歯だけを動かす矯正方法です。前歯の歯並びだけが気になる場合、こちらの治療方法になります。しかし、気になる部分の歯を動かすためにはスペースを作るために隣の歯を動かす必要がある場合もあります。きちんと歯科医師のカウンセリングを聞きましょう。

部分矯正のメリット
部分矯正のメリットは、治療期間が比較的短期間で済むことと費用を抑えることができることです。矯正装置の付く範囲も少なくて済むので、ホームケアもしやすいですし会話や食事への影響も少なくて済みます。

部分矯正のデメリット
部分矯正のデメリットは、矯正の自由度が少ない点です。また、全額矯正と比較して噛み合わせの改善は期待できません。

全顎矯正とは
全顎矯正とは、名前の通り全ての歯を動かす矯正方法です。

全顎矯正のメリット
全顎矯正のメリットは、歯並びを綺麗にするだけでなく、噛み合わせまでも理想の形にできることです。噛み合わせが悪いと、特定の歯ばかりに負担がかかり歯の破折や見えないクラック(亀裂)から虫歯が発生しやすくなります。そのため、全顎矯正は歯の寿命を伸ばしさまざまなお悩みを改善することができる、とても有用な治療方法なのです。

全顎矯正のデメリット
全顎矯正のデメリットは、どうしても部分矯正と比較すると費用が高くなってしまうことと、矯正範囲が広いため治療期間も長くかかります。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.08.16更新

デメリット

部分矯正できる範囲とは?
部分矯正とは具体的にどのような症例に適応し、その範囲はどこまで広がるのでしょうか?
ここでは、部分矯正の基本的な概念から適応される症例、そしてその適用範囲の限界について詳しく解説します。
これを読むことで、部分矯正の可能性と限界を理解することができ、自身の歯並びが部分矯正の対象になるのか否かの判断基準を得ることができます。

部分矯正とは何か
部分矯正は、特定の歯や特定の歯列に対してのみ行われる矯正治療方法です。歯並びの全体的な咬み合わせに問題がない場合でも、特定の歯や特定の箇所に不正がある場合に部分的に矯正を行います。
部分矯正にはさまざまな方法がありますが、一般的には以下のような治療法が用いられます。
1. ブラケット矯正
部分矯正において最も一般的な方法は、ブラケット矯正です。ブラケットは歯の表面に取り付けられ、ワイヤーによって歯を移動させることで矯正を行います。部分矯正の場合、必要な箇所にのみブラケットを取り付け、歯の位置を調整します。

2. リテーナー矯正
リテーナー矯正は、透明なプラスチック製のリテーナーを用いて矯正を行う方法です。リテーナーは歯に装着され、軽い力をかけることで歯の移動を促します。特に軽度な歯列不正の場合や、維持矯正の目的で部分矯正に使用されることがあります。

3. マウスピース矯正
マウスピース矯正は、透明なカスタムメイドのマウスピース(アライナー)を使用して矯正を行う方法です。歯科医師が作成した複数のマウスピースを順番に着用し、段階的に歯を移動させていきます。部分矯正の場合は、特定の歯や特定の箇所にのみマウスピースを使用します。
部分矯正は、全体矯正と比べて治療期間や負担が軽減される場合があります。ただし、部分矯正はあくまで特定の問題箇所の修正に特化しており、歯列全体のバランスや咬み合わせの改善には限定的な効果しか持ちません。
部分矯正の適応や治療方法は、個々の症例によって異なります。歯科医師との相談や詳細な検査を通じて、自身の症状や治療目標に合わせた最適な部分矯正治療を選択しましょう。

部分矯正が適応される症例
部分矯正は、特定の歯や特定の歯列に対してのみ行われる矯正治療方法です。以下では、部分矯正が適応される一部の症例について詳しく解説します。
1. 特定の歯の不正咬合
部分矯正は、特定の歯が咬み合わせにおいて不正を起こしている場合に効果的です。たとえば、前歯の隙間や歯の重なりなど、個別の歯に対する問題を修正することができます。

2. 歯の傾斜や回転
歯が傾いたり回転したりしている場合でも、部分矯正は有効な治療法です。一部の歯に対してのみ矯正を行うことで、歯の位置を正常な咬合に近づけることができます。

3. 部分的な審美修正
特定の歯の形状や色調の修正を行いたい場合にも、部分矯正は有用です。たとえば、前歯の形を整えたり、ホワイトニングを施したりすることで、より美しい笑顔を実現することができます。

4. 局所的な歯列不正
歯列全体ではなく、特定の範囲に歯列不正がある場合でも、部分矯正が適応されます。たとえば、上顎の一部の歯のみが傾斜している場合や、下顎の特定の歯が前後に出っぱっている場合などです。

5. 全体矯正の補完
全体矯正治療後に、残りの部分だけを部分矯正で修正することもあります。全体矯正で主要な歯列不正が改善された後、部分矯正によって細かい修正や調整を行い、より理想的な咬合や歯並びを実現することができます。
部分矯正は、上記のような症例に適応されることが多いですが、それぞれのケースによって適切な治療法を選択する必要があります。歯科医師との相談や詳細な検査を通じて、自身の症状に合わせた最適な治療プランを立てましょう。

部分矯正の適用範囲の限界
部分矯正は特定の歯や特定の歯列に対して行われる矯正治療ですが、一部の症例では部分矯正の適用範囲に限界があります。以下に、部分矯正の適用範囲の限界について詳しく解説します。
1. 重度な歯列不正
部分矯正は一部の歯や特定の箇所に対してのみ行われるため、歯列全体の重度な不正には限定的な効果しかありません。重度な歯列不正の場合には、全体矯正が必要となることが多いです。

2. 咬み合わせの問題
部分矯正は特定の歯の位置や傾斜を修正することに焦点を当てていますが、咬み合わせ全体に関わる問題には限定的な対応しかできません。咬み合わせの問題がある場合には、全体矯正や他の治療法が必要な場合があります。

3. 歯の数や配置の制約
部分矯正の適用範囲は、歯の数や配置によっても制約されます。たとえば、隣り合った歯の間に十分なスペースがない場合や、歯の根の状態によっては、部分矯正が難しい場合があります。

4. 歯周組織の健康状態
部分矯正の適用には、歯周組織の健康状態が重要です。歯周病や歯周組織の炎症などの問題がある場合には、それらの治療や管理が先行して行われる必要があります。
部分矯正の適用範囲の限界を正確に評価するためには、歯科医師との相談や詳細な検査が必要です。歯科医師は個々の症例に基づいて最適な治療プランを提案し、適切な矯正治療方法を選択することができます。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.07.29更新

学校の歯科検診でお子さんの歯並びやかみ合わせを指摘されて心配な保護者様へ

毎年、春に行われる学校の歯科検診で、歯並び・噛み合わせの問題を指摘された場合、皆さんはどう対応されていますか?
虫歯であれば「すぐに治療を受けさせてあげないと」と思う保護者の方も、歯並び・噛み合わせの問題だと「しばらく様子を見よう」「もう少し大きくなってからでいいか」と思われることが多いのではないでしょうか?
歯並び・噛み合わせの問題は、すぐにお口に悪影響を及ぼすものではないかもしれませんが、長期的に見ると様々な問題の原因となるものです。様子を見たばかりに、「適切な治療開始のタイミングを逃してしまう」ということもあります。

学校歯科検診では何をチェックをしているの?
学校の歯科検診では、歯並び・噛み合わせの問題のほか、虫歯の有無、歯茎の炎症の有無、歯の生え変わりの状況など、お口の健康に関わる様々な点をチェックしています。
歯並び・噛み合わせの問題
将来的に、歯並び・噛み合わせの問題が生じるリスクがないかチェックします。

虫歯の有無
現在、虫歯がないかどうかチェックします。また、虫歯がある場合にはその本数が伝えられます。

歯茎の炎症の有無
歯茎で炎症が起こっていないかどうかチェックします。

歯の生え変わりの状況
乳歯から永久歯への生え変わりが正常に行われているかどうかチェックします。

歯列・咬合の項目の評価基準
歯列・咬合の項目の評価基準は、次のようになります。
0:異常なし
1:要観察
2:要精検
これらの3段階の評価のうち、「1」であれば軽度の不正咬合ということで、基本的には経過観察で問題ありませんが、歯並び・噛み合わせの状態によっては矯正治療が必要になるケースもあります。「2」の場合は重度の不正咬合があるため、歯科医院での精密検査が必要となります。

歯科医院に相談し、「様子見・経過観察」と言われた
お子さんの歯並びのことを歯科医院に相談して、「しばらく様子を見ましょう」と言われることがあります。それはまだ顎が成長途中にあり、適切な治療開始のタイミングを見極めるためです。
お子さんの矯正治療(小児矯正)のご相談は早期に行うことが大事ですが、治療そのものは「早ければ早いほど、良い」というわけではありません。歯科医院とよく相談して、矯正治療が必要かどうか、また治療するとしたらいつが良いのか、アドバイスを受けるようにしましょう。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

2023.07.22更新

歯並びが発音に与える影響

歯並びが見た目に影響を与えることは分かっていても、発音にまで影響すると知っている方は、あまり多くないようです。

サ行の発音が難しくなる
実は、歯並びの悪い方はサ行の発音が苦手なことが多いです。
サ行は、前歯をこすり合わせ、その間を空気が漏れることで音を出します。
ですので、出っ歯やすきっ歯など、歯並びが乱れているとサ行の音を出すことが難しくなってしまうのです。
また、タ行やナ行、ラ行も歯並びの影響を受けやすい音とされています。

英語も発音しにくくなる
歯並びが悪いと、日本語では区別されていない、英語の微妙な発音の違いを表現することが難しくなってしまいます。
例えば、「th」と「s」です。
歯並びが悪いと、歯の間から空気が漏れてしまうので、英語がネイティブの方には通じない可能性が高いのです。

滑舌が悪いと起こるデメリット
相手にメッセージが伝わらない
滑舌が悪いことによる一番のデメリットは、意思疎通が難しくなってしまうことではないでしょうか。
うまく発音できないことでなかなか相手にメッセージが伝わらないと、コミュニケーションが発展しにくくなってしまいます。
何度も聞き返されると、自分が嫌な気持ちになるのはもちろん、相手がイライラしてしまう可能性もあります。

英語などの外国語の習得が難しくなる
先程も書きましたが、滑舌が悪いと外国語を正しく発音することが難しくなってしまうのです。
これは、日本語では区別されない、微妙な発音の違いを表現できないからです。
このように、滑舌が悪いとさまざまなデメリットがあるのです。

投稿者: COCO DENTAL CLINIC

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